ブダペストの歩き方 
自分の足でしっかり歩け!Part01 2005.Oct.26

嗚呼、ブダペスト・絶景かなドナウの真珠



 ドナウ川を中心にブダ側とペスト側にわかれ、8つの橋によってつなげられている“ブダペスト”。

 抜けるような青空や夕日の瞬間、1日中強い風が吹き、よどんだ空気が全て取り除かれた後のくっきり浮かび上がる夜景など、天候、時間によってそのたたずまいも七変化。変わらぬ場所に立ち続ける教会や、王宮を違う人物のごとく演出していきます。

 あえて言うならば、ペストから王宮にあるブダ側を望むのは午前中とライトアップする瞬間の夕刻。

 ペストにある国会議事堂をブダ側から見下ろすのは、ハンガリー料理でお腹一杯になった後の午後が最高。

 そんな愛しいブダペストを肌で感じ、身体全体で受け止めたい方にモデルコースをご案内します。

 1日で済ますにはかなり脚力が必要ですが、満足していただくことに自信有り。それではカメラと地図を持って出発しましょう。もちろん靴はウォーキング・シューズで!

朝から酔っ払う?
その日の市内観光をいい気分にしてくれること間違いなし!

 まずは中央市場へ直行しましょう!

 まずはメインの建物から先に見たいのに、なぜ市場が最初?それはもちろんハンガリーワイン、トカイを試飲するためです!ブダペストの銀座4丁目、デアーク広場Deak terから今日1日の市内観光をスタート。


ヨーロッパ最大のシナゴーグ

 47、49番の路面電車に乗り3つ目(− Astoria−Karvin ter.− Fovam ter.)の駅で下車。途中、左手にはヨーロッパ最大のシナゴーグを望むことができます。目の前には、かのジョルナイ・スタイルを豪華に屋根に使っている 中央市場が登場。余り市場らしくないのですが、ブダペストっ子の胃袋を満たすため、朝は6時から人々が行き交っています。

 月は17時、火−金は18時まで、土曜日は14時まで開店。一番市場が賑わうのは、火−金10−16時、土曜日の午前中。16時には閉め始める店もあるので、早めに行きましょう。1階は野菜、肉、果物、ワイン等ハンガリー人の普段の生活を垣間見るにはもってこい。結構ゲテ物食いのハンガリー人、豚足や鶏が丸ごと並んでいるのは当たり前、クリスマス前後のフライング・ターキーや、皮をはがれた豚の顔にはぎょっとします。(何と言っても日本で言うモツ煮込みや、豚の脳みその唐揚げを食べる人たちですから・・)


本物のフライングチキン
まだまだ小物、ナマズ
 地下には魚、ピクルス、獣肉(キジやもみじなど)の専門店が並び、運がよければ、正に首をちょん切られんとするまな板の(上でじたばたしている)鯉ならぬ1m程のナマズを見ることができます。
 
 2階に行き、刺繍製品を扱ったお土産屋の客引きに声をかけられた後は、軽食を扱っているバーに行きます。ハンガリアン・ビール、ドレヘールDreher やハウスワインを飲み飲み、ハンガリー人風にソーセージにたっぷりとマスタードを付けてほおばる。若しくは、トカイワインを扱っているバーに行き、1杯頼んでその甘さに舌鼓をうってみるとか。
 
さすが金賞獲得、国会議事堂は大きすぎる?
 
 さぁ!適度にいい気分になった後、自由橋Szabadsag hidのたもとの下にある駅から、くさり橋Lanc hidに向かって路面電車に乗ります。

 ドナウ川沿いに電車は進み、対岸には夢にまで見た王宮とマーチャーシュ教会、漁夫の砦が目の前に広がってくるではありませんか。そしてブダペストだけでなくハンガリーの顔、国会議事堂Orszaghazの横まで来たら下車。


自由橋
国会議事堂

 側面からも既にその荘厳さを目の当たりにできますが、もちろん歩いて正面まで行って写真を撮りましょう。カメラのファインダーに入り切りませんので、心のピンナップにその偉大さをしっかり止めてください。

 ネオ・ゴシック様式のこの議事堂には691の部屋があり、階段と廊下は延べ20kmにもおよび、社会主義時代にはてっぺんに赤い星が掲げられていました。

 1989年10月23日、数万の民衆に埋め尽くされたこの広場で、新生ハンガリー共和国の発足宣言が。現在、与党である社会党(旧共産党)のメジェッシ首相が、前途多難のハンガリーの指針を決めています。

 内部見学は、水、木、金曜日の10時と2時半から日本語ガイド付きのツアーが用意されており、毎日8時から10番ゲートの売り場で入場券を購入することができます。但し、団体客などが優先されるため入れない場合もあるので、イブスIbuszなどの旅行会社を利用するといいでしょう。

そのまま後ろをくるりと振り返ると、民族博物館Neprajzi Muzeumが存在感ありげに構えています。国会議事堂を建てるに当たり設計を公募をした所、現在の議事堂が金賞をとり、博物館が銀賞という歴史有り。民族博物館の右隣にある大きな建物は、日本で言う農林水産省。
 
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