ラビリンス     2004.Apr.01

 ユネスコの世界遺産に指定されているブダの丘、ここには2つの公開されている洞窟があります。ひとつは王宮洞窟と呼ばれ、戦時中、軍の指令基地として使われていました。現在、その一室では、要人のための緊急医療施設があると言われています。もう一方は、Szagamiお気に入りのラビリンス。

ラビリンス入口 地下16m、約1200mに渡って伸びる自然の迷路は、冷暖房を効かせなくても夏は涼しく、冬は暖か。今でも個人所有の洞窟ですが、維持には莫大な費用がかかるために一般公開されています。4、5年前から大きく宣伝をするようになり、年を追う毎に訪れる人が増えてきました。
(←ラビリンスの入口)

 入口から急な階段を下りると、心地よい湿度が肌を包み込みます。入場券売り場前にはカフェもあり、時間がない方はここで雰囲気を楽しむこともできます。暗闇に小さい電灯に照らされて、カフェと入場券売り場がぼぅと浮かび上がります。

 入場券と共に内部の地図を手渡されますが、暗い場所が多いので余り役に立ちません。ラビリンスと謳われるだけあって、主催者の意図にはまり、途中で迷いますが、何処をどう歩いても最後には出口にたどり着きますのでご安心を。

 内部では、規則正しい機械仕掛けの金属音が、心臓の鼓動のように不気味に響き渡っています。道は暗く、奇妙な銅像がいくつも点在し、壁や天井がレンガに囲まれて、まるで中世ヨーロッパのお化け屋敷のよう。あなたを不思議な国に誘い込みます。

赤ワインの泉 前方から、Szagamiの嗅覚をくすぐる香りが漂ってきました。二度と外界には出られないのではと不安に駆られ始めた観光客を、ほっとさせるような赤ワインの泉が湧き出ています。ハンガリー帝国が栄華を誇った中世の時代、ヴィシェグラードの城に実在していたと言われるワインの噴水を彷彿とさせます。
(←ワインの泉)

 “猿の惑星”のラストシーンの自由の女神のような半面が埋まった王の像、人類が滅びた頃の文明の残り香としてのパソコンやコカコーラの瓶の化石などが、時代の迷宮を演出してくれます。

土に埋まる虚像

キーボードの化石

 出口は2ヶ所、チケット売り場と16番バスの通り道に近いLovas utになります。時代の迷宮を迷ってり着いた出口は、皆さんをきちんと現代へ導くことができるのでしょうか?
 
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