食事・美味しいものを食べたい!
     2005.Oct.

 レストランには各種名前がついていますが、最近は以前より値段、格式の差がなくなってきました。

 レストランEtterem、ビストロVendeglo、定食屋Csardaなどが代表。日本の飲み屋やビアホールにあたるSorozo、ワイン・バーBorozo、一杯居酒屋Kocsima でもきちんとした食事を出す所も有り。(あまりお勧めしませんが・・)

 街中にはぼったくりの店が点在しており、2年ほど前まで英字新聞などを賑わしていました。店の入り口にメニュー(ハンガリー語、英語、ドイツ語など併記)が張り出されていなかったり極端に高い場合は避けてください。(特に女の子が絡むバー系の被害が多い。毎週特集記事のように“私はこうしてぼったくられた!”とおやじが紙面でにっこり笑って言うのを見る度、これからも騙され続けるタイプだろうと深くうなずくのであった。)

 こんなことを書くとレストラン探しにびくびくしてしまうかもしれませんが、逆に言えば入る前に確認したメニューに問題なければ安心して食事が楽しめるという事。

 さてレストランに入りイスに座ると何を飲むか聞かれます。もちろんゆっくり決めて構いません。第1の皿、第2の皿といった形式ばった決まりもなく、重いスープにデザートといった組み合わせでも O.K.。

 やっとメニューの注文のところまできました。いい加減お腹がペコペコですって?


スープ・ハンガリー人はこってりタイプがお好き

 では代表的なメニューの紹介です。

 ハンガリー料理と言ったらとにかくパプリカ。スープにもメインコースにもふんだんに使われています。

 スープは小麦粉を足したこってりしたものが好まれ、その代表例がグヤーシュ Gulyasleves。豚肉の味とコクをたっぷり含んだラードを使い、やわらかい牛肉と野菜をこれでもかと鍋にぶっこんで長い時間煮込み、パプリカで味を調えた赤オレンジ色のスープ。おらが店の味が有り、店によっては軽い昼食になる程の量が出ます。はまったら最後、あなたの毎度の食事はグヤーシュ攻めになることでしょう。 

グヤーシュ・スープ
 

 夏の主流のフルーツ若しくはサクランボの冷たいスープ、ジュモルチ・レヴェシュGyumolcs leves(Meggyleves)。到底スープとは思えずデザートとして頼みたいぐらいですが、帰国後友人に変わったもの食べたと自慢してください。薄いピンクから紫色の彩りは楽しめます。

 鯉またはナマズのパプリカスープ、ハラスレーHalaszle。魚を扱っているレストランしか出ませんが、グヤーシュ同様濃い口スープ。ナマズHarcsaを使ったハラスレーを発見したら迷わず選んで。日本では高級魚ですし、この際グロテスクな外見は忘れて、臭みがなく味も淡泊なハンガリー・ナマズをかみしめてください。

 作家のヨーカイが好んで飲んだ豆のスープ、ヨーカイ・バブレヴェシュJokai bableves、ヌードルが入った本格的コンソメスープ、フーシュレヴェシュHuslevesなどもどうぞ。


メイン・お腹が破裂寸前

 さてこってりと濃いハンガリー・スープを陥落し、次なる領地メインコースに挑む方のために何と言ってもぜひ挑戦して頂きたいのがフォアグラLibamaj

 フォアグラと言えば世界3大珍味の一つとして挙げられ、フランスのアルザス地方などがその産地として有名ですが、ハンガリーも実は有名な産地。フランスにもフォアグラを輸出している一任者。

 生フォアグラ挑戦者は高級レストランか4つ星以上のホテルで、唐揚げやソテーは普通のレストランでお気軽に試せます。

 唐揚げのフォアグラはラーントット・リバマーイRantott libamaj、ソテーはロシュトン・リバマーイRoston libamaj。ソテーの方がフォアグラ本来の甘さが引き出され、焼きリンゴのスライスなどがのっているものとトカイワインのアスーTokaj Aszuを一緒に口にすれば天にも上る気持ち!(管理人がフォアグラ好きだとばればれですね。でもお値段はちっとも天に上るのではありません)ハンガリー風ソース、レチョーLecsoがかかっているマジャロシュ・ロシュトン・リバマーイMagyaros roston libamajも絶妙。

 庶民的な家庭料理の代表としてはロールキャベツ、トルトット・カーポスタToltott kaposzta、ピーマンの肉詰め、トルトット・パプリカToltott paprikaなど。日本でもありそうな感じ?それならホルトバージ・パラチンタHortobagyi palacsintaひき肉入りクレープ・パプリカ・ソース掛けや、あまり見かけないがラーントット・ヴェローRantott velo豚の脳みその唐揚げ(ちょっとしつこい味)、魚関係ならフォガシュ Fogasという川カマスかナマズHarcsaの料理(川魚特有の臭さがない!)に挑戦してみましょう。  

ホルトバージ風パラチンタ
メインのパラチンタ


デザート・今晩ホイップクリームに追いかけられる夢を見そう

 最後にデザート。

 甘い物好きをひた隠しにしているお父さん、ハンガリー魂満々の武骨なおやじとケーキ食べ比べすれば確実に負けるでしょう。彼らのクレープの上にかけるホイップクリーム、縦X横X高さはてんこもりかき氷並。

 ハンガリー人の“ちょっとパラチンタ”は日本人の“ダブル・ボリューム・パラチンタ”と言っても過言ではありません。

 ショムローイ・ガルシュカSomloi galuska(スポンジにラム酒とチョコと生クリームをかけたもの)やグンデル・パラチンタGundel palacsinta(クレープのチョコがけ)が人気。

 ちょっとお茶するなら日本のケーキ屋さんに当たるのが、カーヴェーハーズKavehazやツクラースダCukraszda。エステルハーズィ・トルタEszterhazy tortaドボシュ・トルタ Dobos tortaなどをカプチーノと一緒につまんでみては。 
  

エステルハーズィ・トルタ ドボッシュ・トルタ
エステルハーズィ・トルタ
ドボッシュ・トルタ
   

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