ハンガリー語
    2005.Nov.

 日常生活で、ハンガリー語に出会う機会なんてありますか?私はハンガリーに来るまで“No!”でした。このホームページをご覧になっている方は、ほかのヨーロッパ言語とは体系が異なる言葉だとか、非常に難しいといったことは既にご存じかも知れません。ドイツ語や英語が結構通じるので、旅行や生活にはあまり必要がないと言ったうわさも。

ちょっとハンガリー語の歴史講座

 ハンガリー語もしくはマジャール語と呼ばれているこの言葉は、学術的にフィン・ウゴル系と呼ばれ、ハンガリー人(マジャール人)の起源がウラル山脈周辺から発祥した名残として、現在まで使われています。ハンガリー人がここに定住し始めたのは9世紀後半と言われ、それまでは文字を持たない言葉でした。しかし10世紀後半にキリスト教を導入することによって、アルファベットを使うようになりました。当時キリスト教関係の書物は全てラテン語(古代ローマ語)で書かれていたため、初期の頃は王様さえも読めず、特別な書記や地位の高い聖職者位しか文字を扱えませんでした。ハンガリーで現存する初期のハンガリー語が記された書物は、1055年アンドラーシュ世Andrásによって発行された証文です。ラテン語からの借入語だけではなく、民族が移動しその土地の他民族と多くの交わりがあった痕跡を、現在のハンガリー語の単語の中に見ることができます。

何がどう難しいか?まずとにかく単語!

 ほかのヨーロッパ言語では英語や既に日本語になっている外来語とのつながりなどから、単語その物の意味がある程度推測できますが、ハンガリー語は何が売られているのか商品を見なければ全くわからない状態です。聞いたことのない新しい発音、第2にひとつの単語の綴りが異様に長い(街の名前などもセーケシュフェヘールヴァールSzékesfehérvárやモションマジャローヴァールMosonmagyaróvar)。

 そして次に考えられるのが動詞の変化になります。一人称単数(私)二人称単数(あなた)三人称単数(彼、彼女)一人称複数(私たち)二人称複数(あなたたち)三人称複数(彼ら、彼女たち)によって変化する動詞は、日本人の苦手とするところ。英語の初期の嫌な思い出がフィード・バックするかもしれません。それぞれ語尾が変化し、目的語によってさらにまた別の語尾に変化します。恐らくハンガリー語だけに見られる語尾変化として、主語が一人称で目的語が二人称の場合のみに使われるものもあります。これだけ聞くと「もういい!」という声が聞こえそうです。

実は日本人にとっては英語より習いやすい

 日本で初めて習う外国語である英語は、日本語と全く違う体系なので頭を痛めた方もたくさんいるでしょう。それに比べハンガリー語を勉強すれば、上達のスピードは英語以上であることは間違いなし!何故ならばそれは英語より日本語に近い点がたくさんあるからです。まずはアクセント、これは殆どの単語の頭に来ます。子音の連続を嫌うため、発音がしっかりしていて耳に入りやすいこともあげられます。(スラブ語系の言葉の子音の連続はなんでしょうか!チェコ語のアイスクリームはZmrzlina)

 次に、“てにをは”に似た接尾辞があります。英語で接頭語と呼ばれるinやto、forが、ハンガリー語では名詞の後ろに来るのです。そして語順は英語のように、主語の次に述語がこなくてもいいのです。強調する言葉をとにかく先に話します。動詞が一番最初にくることもあります。

 硬い話は抜きにしてまずは実践といきましょう。
 

★究極の10単語★
 
日本語 発音 ハンガリー語
はい・いいえ イゲン・ネム Igen・Nem
ありがとう クゥスヌム Köszönöm
済みません(呼びかけ) エルネーゼーシュト

Elnézéest!

ごめんなさい ボチャーナト Bocsánat!
こんにちは ヨー・ナポト Jó napot!
おいくら? メンニベ・ケルル? Mennyibe kerül?
・・は何処ですか? ホル・ヴァン・・・? Hol van・・?
何時? ミコル Mikor?
良い・悪い ヨー・ロッス Jó・Rossz
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